美術教師をしていた祖父が昭和52年父の新築祝いに送った掛け軸です。祖父は骨董が趣味で数々の骨董品を収集していました。 目利きの骨董収集家だった祖父がわざわざ新築祝いに送るほどのものなので、それなりの品物だとは思うのですが…過去に骨董品の買い取り業者や中国の掛け軸を扱う業者に鑑定してもらいましたが、鑑定不能との事でした。書家は「文涯漫士」とあり、落款がありますが、調べてもわかりませんでした。祖父は大正10年前後中国の大連に住んでいたため、そこで入手したかもしれません。また、この掛け軸には複数の落款印が押しています。中国では、落款印は作者だけでなく所有者も捺すこととなっており、過去に誰が所有していたかを示すものでもあります。落款印がたくさん押されているほど、多くの所有者が所有していたことになり、その掛け軸の価値にも影響しています。このため、この掛け軸は、中国のものではないかと推測します。どちらにせよかなり古いもので、100年以上前のものだと思われます。サイズは 書面 65㎝ X 146㎝ 表装 77㎝ X 189㎝掛け軸はかなり年季が入っていています。上記、ご了承の上でご購入お願いします。#掛け軸#前赤壁賦#漢詩文#作者不詳