・フランス・パリで1957年に製作された65年経年の魅力的な響きの大人用ヴァイオリンの出品です。使用の木材は年輪が細かく詰まった表板のスプルースと裏板の細かい虎杢目の出たメープルの木材が使われています。ただし表板に3か所のｸﾗｯｸ跡が見られますが完全に修復済みのもので裏側からパッチ材で補強が施されています。また裏板の2枚の接着部はこれもパッチ材での補強が施されています。ヘッドの裏側に刻印が打たれていたようですが、文字が判読不明です。おそらくCONCERT　VIOLINと記載があったと思われます。内部のラベルは『Ｍａｘｉｍｅ　ＡＮＣＡＲＤ　Luthier　a　Paris　19(57)57は手書き』と書かれています。ラベルの内容については製作証明書や鑑定書は付属していませんので、其の内容については保証範囲外となります。全体的にヘッドのスクロールも味のある丁寧に削られたモノでしっかりと製作されています。・肝心の音についてはまだ65年の経年にしては、OLDやﾓﾀﾞﾝ楽器に遜色のない音で響き低音部は渋い音で響き、高音域も仏モノらしいシルキーな透明感のある音で鳴り、4絃共バランスよく鳴ってくれます。ただ音に関しては人それぞれの感じ方も異なりますので、へたくそで聞きずらい演奏ですが、音源としてYOU　TUBEにアップしていますので、関心のある方はコピペの上お聞きください。 ・付属品：ケースは黒色のひょうたん型のモノに入れてお送りします。弓：付属しません。弦：ナイロン弦の新品を張っています。駒：刻印の無い無名のモノですがしっかりした堅めのものがセットされています。フィッティング類：装飾付きの黒檀製の新品のモノを調整後セットしています。重量：５３９ｇサイズ：全長６０１ｍｍ　ボディー長３５９ｍｍアッパー165mm　センター110mm　ロアー208mm　弦長327mmとほぼ標準